「東洋文明発祥の地」中国で、殷(いん・紀元前17〜11世紀)代に生まれた「十干」「十二支」を用いた占いは、「命理学」「四柱推命」「陰陽五行」と形や名称を変えながら、永く中国、そして韓国や日本において、多くの時代の為政者の権力の傍らにあり、また、市井の人々の人生を導く道しるべとして存在してきました。
ただ……その歴史は決して平坦なものではなく、時には前述のとおり「名称そのものを変え」たり、「五行」を重視するなど、より簡素な鑑定方法をとることを余儀なくされたり、挙げ句には「三柱推命」といった風に占術の根幹に関わる部分にまで手を入れなければならなかったり、と文字どおり「苦難の道」と呼ぶにふさわしいものでした。
なぜ、広く支持を集めているにもかかわらず、そのような歩みをたどるしかなかったのかその理由はずばり、あまりにも当たるから。そう、時の権力者たちは、この的中占術が、対立する者、もしくは決して反旗を翻させてはならない一般大衆に伝わることを恐れたのです。
「八文字推命学」における「八文字」とは、生まれた瞬間に定められた宿命を表す、「四つの十干」「四つの十二支」からなる漢字八字のことを指します。
「八文字四柱推命」では、これらのデータのうち、それぞれの「十干」「十二支」の属する五行(木・火・土・金・水)などを重視するのに対し、あくまでも「十干」「十二支」そのもの、そして相互の関係にこだわります。
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「年」の十干……乙(きのと)「草木」の意。やさしく穏和で、争いを好みません。そのため、誰からも好かれますが、やや理想主義者な面があり、ともすると現実逃避をしがちです。 |
「日」の十干……丁(ひのと)「灯火」の意。幼いころから頭の回転が速く、何をさせてもそつなくこなします。ただ、一方で過剰に老成した考えを持ちがちで、物事に対する情に欠ける面が見られます。 |
「草木」は「灯火」をいっそう強く燃やすことができます。また、「草木」「灯火」ともに、「植物」「炎」の中では、力弱いものであるという共通項を持ちます。そのため、「乙」の「誰からも好かれる面」が強調されて、「人々から広く支持を集める高い人気運の保持」という性質をこの人に与えます。ただ、「理想主義的」な部分も強まるため、ともすれば「自らと異なる考えを持つ人々への憎悪」を持ちかねず、注意が必要です。
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